コラム

風光新聞
2022.10.03
風光新聞10月号
3つ選んでむじんとうロゴ

むじんとうには古いお友達とご一緒に

お友達1人目 古いバックパック

むじんとうに向かうなら、荷物を何で運ぶかが肝心です。スーツケースだとコロコロがダメになりそうなので、満を持して登場するのはフランス発祥の「MILLET(ミレー)」のバックパック。1950年、8000メートル峰のアンナプルナ人類初登頂時に使われ、世界のアルピニストを魅了した登山用カバンのDNAを持つ最強のギア。南米大陸一周放浪の旅に備え、当時近鉄八尾駅前にあった八尾西武百貨店の配送バイトで稼いだお金を、当時近鉄八尾駅前にあった好日山荘八尾店につぎ込んで手に入れた逸品です。むじんとうでのトレッキングや食物の採取に最適。

お友達2人目 古い一眼レフ

最近流行りのデジタルカメラではなくアナログ、つまりフィルムを使用するほぼ絶滅危惧種となった一眼レフ。現像するまで何がどんな風に映っているかわからない、この不確実性が最大の魅力💗。デジタル化に伴って消え失せた、心霊写真もひょっとしたら撮れるかも👻。

お友達3人目 古い歴史本

ぼーっとしてたら1週間なんてあっという間⏰。そう、人生の無駄遣いをしないよう、お一人様でも学ばねばなりません。そこで、あの伝説の巨匠横山光輝による「三国志」全30巻パックをチョイス。劉備が、孔明が、曹操が…。中国4千年の歴史の一端を学びつつ、血沸き肉躍る日々が過ごせそうです。でも最大の不安はバックパックに入るかどうか。やっぱり持ってくのはスーツケースかな…。

今月の豆知識!

十三夜の月を見よう

十五夜につづく月で、後(のち)の月とも呼ばれる。十五夜の月見は、中国の風習が日本に伝わったとされている。ひと月ほど遅らせ、晴れることの多い旧暦9月13日を十三夜とし、 日本の風習となったそう。 お月見を大切とし、どちらか一方しか見ないことを「片見月」と言い、縁起が悪く、災いがくると忌み嫌われていたそうです。

次回は2022年11月1日(火)発行です