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幼くか弱い10歳の少女は、検察官になって弱者のために暴れまわりたかったのよ。
【か弱い少女が欲しかったもの】
「体力もなく腕力もない自分は、一体何を武器に戦えばいいの！」と小さい私は考えたの。好戦的だった私は、とにかく武器が欲しかったのよ。世間というものや、悪いものに負けたくなかったのね。
か弱い私じゃあ、筋肉を鍛えても成長できないわ。それにムキムキなんて似合わない。スマートな私に似合うのは、頭を使って戦う方法=「法律」に決まっているのよ！
【過激派検察官のやっつけたかったもの】
私が立ち向かうべき敵は、泣き寝入りと車酔いだったの。泣き寝入りについてはともかく、どうやって検察官として車酔いをやっつけるつもりだったのか、今となってはわからないわ。
でもね、当時は真剣だったの。
最大の敵は「渋滞」よ。ひどく車酔いをする体質だから、渋滞に巻き込まれたら大問題！自分だけじゃなく車内もね…。渋滞を検察官がどう片づけるかは謎だけど、「世間が許しても私が許さない！」と、とんでもなく過激派だったと親戚一同から言われちゃったわ。
【少女が強くなるための変身アイテム】
ポケット六法を手に入れることはできたけど、幼い少女には内容が難しかったの。国語辞典を片手に一生懸命格闘したわ。腕時計で一般人が戦隊ヒーローになるように、魔法のステッキで普通の女の子が魔法少女になるように、ポケット六法と国語辞典で、私はスーパー検察官になるの！弱者が泣き寝入りをしないために、両手のアイテムを駆使して、バシバシバリバリ戦うのよ！
その後、海外の文化に触れて、「法律なんて勉強しても日本でしか通用しないわ、もっと大きな相手と戦うには英語スキルを手に入れなきゃダメよ！」と英語の道に進むことになるのだけど、それはまた別のお・は・な・し♡
夜長月…なんてロマンチックなよびかたなんでしょう？！
秋の夜は長く「夜長月（よながつき）」や、9月9日の重陽の節句（菊の節句）にちなみ「菊月」ともよばれます。秋の収穫が始まる十三夜には豆や栗を、十五夜には芋類を備えて感謝の意を示します。お月見団子は三方
（三方の窓から神様の力を授かる台）に15個積みます。三方がない場合は、白い皿に白い紙を敷いて代用します。
次回は2023年10月2日（月）発行です
