コラム

社長コラム
2020.03.30
設立65周年を迎えて

 2020年3月30日、私たち株式会社風光社は設立65周年を迎えることができました。

 1955年(昭和30年)の春、瀧浪靜一(たきなみ しずいち)・孝子の創業者夫妻は「てんのうじさん」の愛称で親しまれる四天王寺の近くのアパートで、小さな広告代理店を設立しました。戦後の混乱も収まり、人々の生活が落ち着き始めると、広告の需要は間違いなく増える。そう考えた二人は、知人の看板製作の仕事を引継ぎつつ、新たに広告代理業を始めることにしたのです。会社の名前は「風光社」。風光明媚な日本の風景を守りながら、広告による賑わいも創出するという、実に壮大な想いを込めて決めたそうです。

 その後は高度経済成長の波に乗り、二度のオイルショックを乗り越え、バブル景気に踊り、踊らされ、阪神淡路大震災を切り抜け、関係ないはずのリーマンショックに翻弄され、新型コロナウィルス感染症に脅かされ…。必ずしも順風満帆とはいえない歩みを昭和、平成を経て令和の時代に至るまでなんとか続けることができたのも、これまでにご縁のあったすべての皆様のご支援のおかげです。社員一同、心から感謝を申し上げます。

 歴史上、もっとも古い広告とされる屋外広告、そして鉄道の歴史とともに始まった交通広告。私たちはこの伝統あるメディアの価値を守りながら、新たな視点・技術・アイデアを加えた「人と情報のコンタクトポイント」の創造を目指して、これからも全力で取り組みます。

 「広告を通じて得意先の発展に貢献する」

 私たち風光社の挑戦に、どうぞご期待ください。

2020年 3月30日
株式会社 風光社
代表取締役社長 細川公志