小さい頃の私は、日の出や日没の時間、雲の形や風の向き、気温や天候の変化の観察が大好きでした。宇宙まで行くと酸欠になるのが怖いので、あくまでも高度1万メートル以下の対流圏における気象現象が大好きな、どこにでもいそうな普通の子供でした。
太平洋高気圧が発達するとワクワクし、台風が近づくとドキドキし、冬型の気圧配置が強まるとソワソワする。そんな私がなりたかったのは、毎日の観測データを使って気象現象を解析・分析する気象庁の技術系職員でした。
その仕事に就くために必要な理科や化学、物理が大好きだった私ですが、高校生の時に大きな失敗をやらかします。なぜか数学の先生とソリが合わず、1年生の2学期途中から意味不明の数Ⅰ勉強サボタージュに突入。その結果、試験でしっかり赤点を喰らい自らの手で技術系への道を閉ざしてしまったのです。
紆余曲折を経てただのリーマンとして社会に出た私は、いつしか太平洋高気圧が発達すると辟易し、台風が近づくと屋外の看板が飛ばないかを心配し、冬型の気圧配置が強まると最寄り駅までの自転車通勤が億劫になる、どこにでもいそうな普通の大人になりました。
しかし、やはり興味があるのは天気予報や気象に関するニュース。いまでも天気図は毎日朝晩チェックして、変化を見つけてはワクワクドキドキソワソワしています。そう、柏原芳恵さんの「ハロー・グッバイ」みたいに、生まれ変われるなら「気象衛星ひまわり」になりたいくらいです。
あ、「ひまわり」の周回軌道は宇宙か…
催しも芸術も爆発だったのですね!
1970年3月15日「日本万国博覧会(大阪万博)」が満を持して開催されました。77カ国が参加、総入場者数6400万人超。日本にとって1964年の東京オリンピック以来の国家プロジェクトとなり、当時史上最大の規模を誇りました。さてさて来月に控えた2025年ver. 、往時を超えられるのでしょうか?(合掌)
次回は2025年4月1日(火)発行です