看板点検に資格は必要?

「看板の点検って、誰がやってもいいの?」
「点検するには資格がいるの?」
看板を設置している方でも、点検に必要な資格まで詳しく知っている方は少ないのではないでしょうか。
実は、看板の種類や高さによっては、専門的な資格を持つ人による点検や管理が求められるのです。
そのうちの代表的な資格であるのが「屋外広告士」。
今回は屋外広告士を中心に、大阪市のルールを例にご紹介します。
屋外広告士ってどんな資格?
屋外広告士とは、屋外広告物の設計・施工・管理などに関する専門知識を持つことを証明する資格です。
看板は、見た目がきれいでも、内部のサビや固定部分の劣化が進んでいることがあります。
屋外広告士は、こうした看板の構造や安全管理に関する知識を活かし、看板の安全点検、その後修繕が必要であればその施工に携わります。

どんな看板に資格者による点検が必要なの?
例えば大阪市では、高さ4mを超える広告塔や広告板などの工作物については、建築基準法上の確認申請が必要となります。
また、屋外広告物の許可や管理・点検についても、大阪市の条例などに基づく手続きが必要です。
建築基準法上の工作物確認が必要な広告物については、管理者・点検者に資格要件が定められています。屋外広告士は、その資格者の一つです。
ただし、建築基準法上の確認申請と、屋外広告物条例に基づく点検・許可申請は別の制度です。
看板の種類や状況によって必要な手続きが異なるため、個別の確認が大切なのです。
看板を設置・管理するときは?
この件は大阪市の例でみてみましょう。
大阪市では、屋外広告物を設置する際、原則として事前に許可を受ける必要があります。
※一部適用除外あり
また、広告物の高さや構造によっては、建築基準法上の確認申請や、有資格者による点検・管理が必要となります。
「うちの看板は対象になるのかな?」
「今まで点検したことがないけれど、大丈夫?」
そんな疑問がある場合は、最寄りの行政のルールを確認し、必要に応じて専門業者に相談しましょう。
資格取得+点検 両方が大切!
有資格者の存在は、看板の安全管理を任せるうえで大切な判断材料です。
しかし、資格があるだけで安全が保証されるわけではありません。
大切なのは、専門知識を持つ有資格者が、実際に看板の状態を確認し、劣化や異常を見つけ、必要な対策につなげることです。
看板の表面だけでなく、内部のサビ、ブラケット、ボルト、取付部など、普段は見えない部分まで確認し安全管理に繋げること、そしてその意識を強く持つことがプロの屋外広告士といえるかもしれません。
今回のポイント
・屋外広告士とは 屋外広告物に関する専門知識を持ち、看板の安全管理や点検に関わる専門家である
・看板の設置許可と、建築基準法に基づく確認・管理などは別の制度である
・高さ4mを超える看板などは特に注意が必要。 有資格者による管理・点検が関係する場合あり
・有資格者であることと点検作業の重要性はセット!
屋外広告士などの専門知識を持つ有資格者が、看板の状態を丁寧に点検することが、安心につながり、
それが看板を安全に使い続けるための大切な一歩となります。
そのため専門知識を持つ有資格者による点検を通じて、看板の状態を把握し、
必要なメンテナンスにつなげることがとても大切なのです。
看板点検や管理について不安がある方は、ぜひ専門家へご相談ください。
次回は、「看板点検の流れを簡単にご紹介!」というテーマで、点検の依頼から報告までの流れを分かりやすくご紹介しますね。
今後の「看板点検シリーズ」として下記を予定しています。
・第1回:これから点検を始める方へ?
・第2回:点検が必要な看板ってどんな看板?
・第3回:看板はどんなところが劣化しやすい?
・第5回:点検の流れを簡単にご紹介!
・第6回:点検しないとどんな危険性がある?
・第7回:点検後に必要なメンテナンスとは?(最重要!)
